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兄さん、お誕生日おめでとう!&妄想SS【太陽と月が照らす空 第二部(一部抜粋)】

毎日毎日、あっちいですね。
ちくしょう、今年も8月の野郎が来やがりましたよ


そして、8月2日です! パンツの日です!
兄さん、お誕生日おめでとうございます!!

そして、夏の連動企画!
7月5日と8月2日と夏コミ(お盆くらい)合わせで書いております。

通してみると、
地雷要素や18禁要素があるので
ブログではなくコピー本にまとめる予定で頑張っております。


    

頑張っているんですけどね。
暑くてパソコンに迎えなくて、兄誕分の「第二部」の執筆、遅れております。


とりあえず、先月と同様に
地雷でなさそうな箇所だけブログアップしておきます。


では、とりあえず、試し読みレベルで冒頭部分だけ。
ちょっぴりですが、もしよろしければご覧ください。

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<予めご了承をお願いします>

【GUSH5月号(2015年4月発売)plan2】の
九州旅行の夜に、実家に帰る帰らないで言い争いして、
気まずくなった回までを読んで、その先の妄想展開です。

7月発売のGUSH8月号からの公式本編とは全く関係ありません。

予めご理解の上、お読み進みください。
「暗い展開」に地雷をお抱えの方は、
ご遠慮いただきますようお願いいたします。

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妄想SS【太陽と月が照らす空 第二部】


 森永は、「実家へ案内しろ」と強要する宗一と一緒に、
かつて高校生時代に通学するのに自転車で走っていた大通り沿いの歩道を、
ゆっくりと進む。
二車線ずつあるその道沿いには、市役所などの公共施設の他に、
多くのビルや店が並んでいる。
それを眺めながら複雑な気持ちになっていた。
見覚えのある店も残っているが、
あの頃と比べると全国チェーンの新しい店が増えていた。
町並みが変わっているように、
自分を忌み嫌った人たちの気持ちも少しは変わっているだろうか。
それともただの甘い期待なのだろうか。
森永は、実家に少しずつ近づく度に、
昔の自分を知っている人がいないかどうか、
ビクビクしていることに気がついた。

 久留米駅から森永の実家まで結構歩くといっても、
たかだか数キロの道のり。
大人の足なら、一時間もかからないうちに目的地についてしまう。
今、両親に会って、自分はどんな顔をして何を言えば良いのだろう。
全く考えられない。
むしろ、両親に会えば、
どんな顔をされて何を言われるかの方が、容易に想像がつく。
拒絶。
それ以外はありえない。
だから、辛いし、怖い。

 森永の歩く速度が、だんだんと落ちてゆく。
心臓がバグバク暴れているのがわかる。
冷たい汗が背中を流れる。
往生際が悪いと、宗一に怒鳴られるかもしれないが、
怖くて足が動かないのはどうしようもない。

 そんな時、ふと見覚えのある曲がり角が視界に飛び込んで来た。

「あ、先輩。ちょっとコーヒーでも飲みませんか? 
 オレ、ノドが乾いて……」
「コーヒー? お前ん家まで、あとどのくらいあるんだ?」
「ん……今がちょうど半分くらい歩いた感じです。
 だから、ちょっとだけ休んでもいいです? 
 コンビニの中のコーヒーカウンターだから、少し狭いけど……」
「あぁ、別にかまわんが……」

 宗一が承諾の言葉を口にすると、
気が変わらないうちにとばかりに、森永は早足になる。
大きい交差点を、目的の方向と反対側に曲がる。
1ブロック歩いた角にある、小さなコンビニエンスストアに入る。

 通学途中にあるこのコンビニは、
高校生の森永が毎日通った店だった。
毎朝、同じ時間帯に、同じようなものを買う。
そんなことが1年以上続いた。
とりあえず腹がふくれたらそれでいい程度にしか思っていなかったが、
数年ぶりに訪れた今、そんなことすら少し懐かしく思えていた。

「ここは、買った弁当に炊きたてのご飯を詰めてくれるんです。
 結構美味くて好きだったんですよ」
「へぇ、そんなサービスがあるんか。見たことないコンビニだけど」
「そうなんですよ。オレも名古屋に行って初めて知ったんですよ、
 全国チェーンじゃなかったんだって……」

 そう2人で談笑しながら、
レジでコーヒーを買って窓際のカウンターに腰掛ける。
熱いコーヒーを一口飲むと、ゆっくりとカラダの奥にしみていく。
さっきまでの緊張が、少しほぐれたのがわかる。

 そう、もうオレは、ここではなく名古屋で暮らしているんだ。
そういえば、あの時もこんな風にコーヒーを手にして、
ホッとしたんだっけ。

※※※

 名古屋で自分が暮らす部屋は、
九州を出る前に不動産屋に電話をかけ、
条件に合う物件を見つけてもらっていた。
哲博にとっては、部屋の下見なんていらない。
たった電話一本で十分だった。
新しい物件や人気のオシャレな物件は早々に決まってしまっていて、
今から入居できるのは余り物。
でも、大学からそれなりに近くて、安ければそれでいい。
そういう条件だと言われて案内してもらったアパートは、
築ん十年でかなり古かった。
安いには安いなりの理由がある。
でも、大家さんが優しい人だったので満足だった。
事情があって親はこれないと説明すると、
身元保証人のサインは郵送で手配してもらえたのも助かった。

 入学式までの数日間、
哲博は身の回りの家財道具を手配するのに費やした。
とりあえず使えさえすればいい。
ホームセンターやリサイクルショップを何軒もまわり、
家具や電化製品を出来るだけ安く買い揃えた。
食事もできるだけ自炊できるように、最低限の調理器具を揃えた。

 親からは、家賃と生活費が送られることになっていた。
しかし、もし足りなくなって金の無心をするようなことになれば、
間違いなくまた拒絶の言葉を投げられる。そうならないためにも、
できるだけ彼らに連絡しなくてもすむよう、
できるだけ倹約に努めようと思った。

 ようやく迎えた入学式の日。
入学式会場である大講義室には、農学部だけでなく、
全ての学部の新入生が集まっていた。
学部別に、前から番号順に席につくように指示される。
事前に連絡されていた学籍番号が書かれている席を探し、
哲博は腰を下ろす。
不安な気持ちを押さえつつ、
同じ高校出身の学生がいないかとキョロキョロとまわりを見回す。
さらに、入学式の式次第と一緒にもらった新入学生名簿に目を通し、
出身高校を確認する。
ザッと目を通し、
同じ高校どころか福岡県出身者がいないことが判明した時に、
後ろから背中をつつかれているのに気が付いた。

「お前、身長いくつ? デッカいなぁ。
 席にこんなに高低差ができるくらい傾斜のある講義室なのに、
 オレ、視界が狭いんですけど」

 ふいに、後ろの席に座る男が声をかけてきた。
苦情に聞こえるセリフだが、全く悪意は込められていない。
向けられた笑顔に、哲博は戸惑う。

「え? あの……」
「あ、オレ、山口。よろしくね。えっと……」
「……も、森永です……よろしく……」
「なるほど。『まみむめもの、も』と『やゆよの、や』、か」
「あ、あいうえお順……だね……」
「なぁ、森永。この式の後の校内案内をしてもらったら、
 今日は終わりだろ? 食堂で一緒に飯でも食わない? 
 明日の履修登録の相談とかしようよ。
 ほら、一年の前期って、ほとんど一般教養だろ? 
 なにを選択するの?」
「……」
「あれ? もしかして先約があった? 
 さっきから誰か探しているみたいだったから、
 そいつ? 同高?」

 同じ高校出身の誰かを探していたのではない。
同じ高校出身者がいないことを確認していたのだ。
自分の過去を知っている人がここにはいないと判明して、
ホッとしていたところだったのだ。

「誰とも約束とか……してないし……。
 いいよ、お昼、一緒に食おうよ」

 “別の人みたいな生き方”をする第一歩だ。
そう思った瞬間だった。


 (ここまで)
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第二部も、
このまま森永くんの回想を交ぜながら話が進みます。
第三部は18禁の内容になるので、その手前までいきますよ。


何度も書きますが、
GUSH本編の展開とは異なる展開で書いております。
正直、本編の続きが気になって気になって仕方ないっす。
大浴場で大欲情か! とかツッコミたいです。
むしろ、早く森永くんにツッこんでいただきたい。兄さんに!

そんな欲望と葛藤しながら、
自分のつまんない妄想をアウトプットできるよう頑張りたいと思います。

もうしばらくお付合いいただけたら、幸いでございます。

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